SEOの打ち合わせでは、同じ言葉でも「設定したこと」と「検索結果で確認できたこと」が混同されがちです。この用語集では、用語の意味だけでなく、何を確認し、制作会社と事業者のどちらが判断するかまで整理します。
用語の意味だけでなく、自社サイトで何を確認するかまで整理できます
確認したいURL、検索で見つけてほしいサービス、表示・クリック・問い合わせで困っている段階、Search Consoleや解析の有無を分かる範囲で整理します。用語の設定有無だけで判断せず、公開画面、検索結果、フォーム実受信まで分けて確認します。
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初回フォームへ管理画面ID・パスワード、二要素認証コード、顧客情報、未公開資料を送らないでください。順位、問い合わせ、売上、インデックス、AI回答への掲載は保証しません。
Google検索での具体的な挙動は変わることがあります。実装時はGoogle Search CentralのSEOスターターガイドなど、公式資料の現行内容を確認してください。
検索の基本用語
- SEO(検索エンジン最適化)
- 検索する人が必要なページを見つけ、内容を理解し、次の行動へ進めるように、情報、内部リンク、技術、表示体験を改善する取り組みです。順位だけでなく、対象外流入、問い合わせ内容、更新体制も確認します。
- 確認:対象ページ、検索意図、成果物、計測方法、改善期間。
- 検索クエリ
- 利用者が検索欄へ入力した語句です。事業者が狙う「キーワード」と、実際に表示された「クエリ」は一致しないことがあります。Search Consoleでページ別・クエリ別に確認します。
- 確認:表示回数だけでなく、対象顧客と検索目的が一致しているか。
- 検索意図
- 調べたい、比較したい、購入したい、場所を知りたいなど、検索の背景にある目的です。同じ語句でも、情報収集と発注では必要なページが異なります。
- 確認:結論、比較材料、費用、事例、問い合わせ導線のどれが必要か。
- SERP(検索結果ページ)
- 検索後に表示される結果画面です。通常のリンクだけでなく、画像、動画、ローカル結果、強調表示、AI機能などが出る場合があります。表示形式は検索語句や利用環境で変わります。
- オーガニック検索
- 広告枠以外の検索結果からの流入を指します。SEOは広告費を払わず必ず上位表示できる仕組みではなく、掲載や順位は保証できません。
- クロール
- 検索エンジンのクローラーがURLを発見し、ページを取得する処理です。クロールされたことと、検索結果へ登録されたことは同じではありません。
- 確認:HTTP状態、robots.txt、内部リンク、サイトマップ、サーバー応答。
- インデックス
- 取得したページの内容が検索エンジン側で処理され、検索対象として保存されることです。インデックスされても、すべての検索で表示されるとは限りません。
- 確認:URL検査、canonical、noindex、重複、本文の固有性。
URLとインデックス制御の用語
- HTTPステータスコード
- URLへアクセスした結果を示す番号です。200は正常表示、301・308は恒久的な転送、302・307は一時的な転送、404は未検出、410は削除済み、5xxはサーバー側のエラーを表します。
- 確認:公開監査では、重要ページと内部リンクが意図した状態かを実測する。
- 301リダイレクト
- 旧URLから新URLへ恒久的に転送する設定です。リニューアルやURL変更時に使います。転送を何段も重ねず、内部リンクとサイトマップも最終URLへ更新します。
- 404
- ページが見つからない状態です。削除が正しい場合もありますが、重要な内部リンクや移行漏れによる404は修正対象です。関係のないページへ一律転送すると、利用者の判断を妨げます。
- canonical(正規URL)
- 同一または類似内容へ複数URLでアクセスできる場合に、代表として扱ってほしいURLを示す手がかりです。canonical指定は命令ではなく、検索エンジンが別URLを選ぶ場合があります。
- 公式資料:Googleのcanonical解説
- XMLサイトマップ
- 検索エンジンへ発見してほしい正規URLを一覧で伝えるファイルです。サイトマップ掲載だけでインデックスは保証されません。200で公開され、canonicalと一致し、noindexや転送URLを含めない状態を目指します。
- robots.txt
- クローラーへ、サイト内の取得可否を伝えるファイルです。検索結果から確実に除外するための仕組みではありません。重要なCSSやJavaScriptを誤って止めると、ページ理解に影響することがあります。
- noindex
- ページを検索結果へ登録しないよう伝える指定です。公開前環境、完了ページ、検索価値のない管理用ページなどで使います。主力ページへの誤設定は公開監査で確認します。
ページ要素と内部構造の用語
- title要素
- ページの題名をHTMLで示す要素です。検索結果のタイトル候補になりますが、検索エンジンが表示文を調整する場合があります。ページ固有で、内容と検索意図が一致する表現にします。
- メタディスクリプション
- ページ内容の要約を伝えるmeta要素です。検索結果の説明文候補になりますが、必ずそのまま表示されるわけではありません。対象、内容、判断材料を簡潔に示します。
- H1・H2・H3
- 見出しの階層です。H1はページの主題、H2は主要な章、H3は章内の小見出しとして使います。文字を大きくする目的だけで見出しを選ばず、公開HTMLで順序と重複を確認します。
- 内部リンク
- 同じサイト内の関連ページをつなぐリンクです。利用者が次の判断へ進む導線であり、検索エンジンへページの関係を伝える手がかりにもなります。大量の関連語を並べるより、目的に合う少数のリンクを明確な文言で配置します。
- アンカーテキスト
- リンクとして表示される文字です。「詳しくはこちら」だけでなく、移動先の内容が分かる表現を使います。同じキーワードを不自然に大量反復しません。
- パンくずリスト
- 現在のページがサイト階層のどこにあるかを示すナビゲーションです。表示上のパンくずと構造化データの内容を一致させます。
- alt属性
- 画像の代替テキストです。画像が伝える意味を、ページ文脈に合わせて簡潔に記述します。装飾画像へ不自然にキーワードを詰め込みません。
- 構造化データ
- ページ上の会社、記事、商品、FAQ、パンくずなどの意味を、定められた形式で伝えるデータです。画面上に存在しない実績や評価をschemaだけへ追加しません。正しい実装でもリッチリザルト表示は保証されません。
- 公式資料:Googleの構造化データ概要
品質と表示体験の用語
- E-E-A-T
- 経験、専門性、権威性、信頼性を表す考え方です。会社情報、執筆・確認者、一次情報、実績の確認方法、更新日、出典、問い合わせ先など、利用者が情報の責任主体を確認できる状態を整えます。単独の数値設定ではありません。
- 重複コンテンツ
- 同一または非常に似た内容が複数URLに存在する状態です。違反とは限りませんが、どのURLを案内・計測・更新するかが曖昧になります。統合、固有化、canonical、転送を目的に応じて選びます。
- Core Web Vitals
- 実際の利用環境での読み込み、応答性、視覚的安定性に関する指標群です。数値だけを追わず、重要内容が読めること、操作できること、レイアウトが動かないことを実画面でも確認します。
- モバイルオーバーフロー
- 表、画像、長いURLなどが画面幅を越え、ページ全体に横スクロールを発生させる状態です。固定幅を避け、表だけを意図的な横スクロール領域に収めるなどして対応します。
Search Console・解析の用語
| 用語 | 意味 | 判断時の注意 |
|---|---|---|
| 表示回数 | 検索結果でサイトへのリンクが表示された回数 | 表示の定義は検索結果形式で異なる。対象外クエリも含み得る。 |
| クリック数 | 検索結果からサイトへ移動した回数 | 問い合わせ・予約・受注と同じではない。 |
| CTR | クリック数を表示回数で割った割合 | 順位、検索意図、タイトル、ブランド認知、表示形式などの影響を受ける。 |
| 平均掲載順位 | 表示された中で最上位の掲載位置を集計した平均 | 単独の順位確認ではなく、ページ・クエリ・期間の傾向を見る。 |
| コンバージョン | フォーム、電話、予約、購入など設定した重要行動 | 事業の成約記録と照合し、営業連絡や対象外問い合わせを分ける。 |
Search Consoleは検索結果での表示・クリック・クエリ・ページを確認する道具です。Google Analyticsとは集計方法や対象が異なるため、数値が完全一致しない場合があります。Search Consoleパフォーマンスレポートの公式案内
ローカル検索・GEO・AI検索の用語
- MEO
- 日本で一般に、地図・ローカル検索で店舗や施設を見つけてもらうための改善を指す言葉です。Googleの公式用語ではありません。TRAILでは、公式サイト上の所在地、対象地域、店舗情報、予約・来店導線を整える「サイト側MEO」を対象とし、Googleビジネスプロフィールの管理画面操作は含みません。
- Googleビジネスプロフィール
- 対象となる店舗・施設・サービス提供地域型事業が、Google検索やマップ上の情報を管理する仕組みです。登録資格、所有権、表示ルールを事業者が確認します。架空拠点や対象外事業を登録しません。
- ローカル検索の関連性・距離・知名度
- Googleがローカル結果を決める主な考え方として案内している要素です。検索語句との一致、検索者との距離、事業の知名度などが関係し、料金を払って自然検索順位を上げることはできません。
- 公式資料:Googleのローカル検索順位に関する案内
- GEO・AI検索対策
- 生成AIやAI検索機能が会社、サービス、実績、FAQ、根拠資料の関係を理解しやすいよう、情報を整理する取り組みです。AI回答への掲載・引用は保証できません。SEOの基礎、一次情報、固有ページ、更新責任を先に整えます。
- エンティティ
- 会社、人、場所、商品、サービスなど、他と区別できる対象を指します。会社名、所在地、法人情報、サービス、実績、問い合わせ先を一貫させ、根拠のない別名や属性を増やしません。
- AI Overviews
- Google検索で、検索内容に応じてAIによる概要が表示される機能です。表示の有無や引用元は検索ごとに変わります。専用の隠し設定で掲載を保証するのではなく、検索でアクセス可能な根拠情報を整えます。
SEOを発注する前の確認表
| 確認項目 | 見積書・契約で明確にする内容 |
|---|---|
| 対象 | URL、検索意図、地域、商品・サービス、対象外範囲 |
| 診断 | 技術、内容、内部リンク、表示、計測のどこまで調べるか |
| 成果物 | 報告書だけか、修正実装・原稿・schema・計測設定まで含むか |
| 権限 | ドメイン、CMS、Search Console、Analytics、原稿・画像の所有者 |
| 運用 | 月額内の更新回数、追加ページ、緊急対応、解約・引き継ぎ |
| 計測 | 表示・クリック・フォーム・電話・予約・受注を誰が記録するか |
| 保証 | 順位、AI引用、問い合わせ、売上を保証する表現がないか |
詳しい実装範囲はSEO対策、サイト側MEO、GEO・AI検索対策、ホームページ保守管理をご覧ください。費用条件は料金・費用相談で整理しています。
よくある質問
クロールされれば検索結果に表示されますか?
必ずしも表示されません。取得後に内容が処理され、インデックスやcanonicalなどの判断を経ます。検索語句との関連性やページ品質によって表示されない場合もあります。
構造化データを入れれば順位は上がりますか?
順位上昇やリッチリザルト表示は保証されません。画面上の正確な内容と一致させ、対象タイプの必須項目を満たし、公開後も検証します。
地域名ページを増やせばMEOに強くなりますか?
実在する拠点、訪問条件、対応範囲、地域固有の情報がない薄いページを増やすことは避けます。対象地域と事業上の根拠がある場合に限り、既存ページとの重複を確認して作成します。
SEOの相談時に何を共有すればよいですか?
対象URL、商品・サービス、対象顧客、現在の課題、希望時期、予算、Search Consoleの有無、問い合わせ後の記録方法を共有すると範囲を整理しやすくなります。問い合わせ送信だけで契約や作業開始にはなりません。
SEO・GEO・ホームページ制作のFAQ
発注前に確認したい用語、AI検索対策、WordPress保守、制作の流れ、リニューアルの注意点をまとめています。