導入事例・制作実績ページは、顧客名や完成画像を並べるだけでなく、誰のどの課題に対し、何を担当し、どの工程・条件で成果物を作ったかを示すページです。成果数値を掲載する場合は、期間、対象、比較条件、取得方法、他施策の影響まで確認します。

実績、顧客名、成果、順位、売上、問い合わせ件数を作りません。 事業者が確認できる資料と掲載許可がある範囲だけを公開し、検索順位やAI回答への引用も保証しません。

導入事例・制作実績・お客様の声を分ける

種類 主な内容 確認すること
導入事例 課題、選定、支援、工程、成果物、結果 因果関係、数値条件、顧客確認
制作実績 制作物、担当範囲、仕様、公開時期 公開URL、画像権利、契約上の掲載可否
お客様の声 依頼者の評価、利用状況、コメント 実在、同意、編集範囲、掲載期間
事例一覧 複数事例の比較・絞り込み 分類基準、個別ページとの重複

公開前に事例として扱えるか確認する

  • 顧客名、ロゴ、担当者名、写真、コメントの掲載許可がある
  • TRAILまたは掲載主体の担当範囲を説明できる
  • 課題、工程、成果物を確認できる資料がある
  • 数値を掲載する場合に期間・対象・取得方法を確認できる
  • 秘密保持、再委託、公開時期、競合制限に反しない
  • 公開後の修正・取り下げ窓口と担当者を決められる

許可がない顧客名や成果を推測して載せません。公開できない場合は、匿名化した事例、担当工程だけを示す実績、または制作方法・品質確認の説明へ切り替えます。

事例本文は課題から成果物まで同じ順序で示す

項目 掲載する情報
対象 業種、事業、地域、拠点、顧客区分を公開できる範囲
開始時点 依頼前の状態、制約、既存サイト・運用
課題 依頼者が確認した問題、優先順位、対象外
担当範囲 調査、設計、原稿、撮影、デザイン、実装、計測等
工程 確認、制作、検収、公開、運用の順序と責任
成果物 ページ、機能、原稿、写真、設定、資料等
結果 公開できる事実、観測期間、未確定事項
現在 掲載時点、更新日、URL・仕様変更の有無

担当範囲と他社・顧客側の作業を混同しない

制作会社が担当した部分と、顧客、広告会社、撮影者、開発会社、予約・EC等の外部サービスが担当した部分を分けます。全体成果を単独の制作実績として表現せず、企画のみ、デザインのみ、実装のみ、保守のみ等の範囲を明記します。

成果数値は期間・分母・比較条件を添える

数値 最低限の確認
検索表示・順位 クエリ、URL、国、端末、期間、取得元、変動
アクセス 利用者・セッション等の定義、期間、除外、同意設定
問い合わせ 種別、送信・実受信、営業・迷惑送信の除外
予約・購入 開始・完了、キャンセル、重複、外部システム
売上・商談 対象事業、期間、税、返品、広告・営業等の影響

「200%改善」のような相対値だけでなく、比較前後の実数や分母を公開できるか確認します。季節、広告、価格変更、営業体制、在庫等、Web制作以外の要因がある場合は併記します。

成果が未確定でも制作判断に役立つ事実を示す

公開直後で成果期間が短い場合や、数値を公開できない場合は、成果を作らず次の情報を示します。

  • 旧サイトの問題と、新サイトで変更した構造・仕様
  • 公開したページ・機能・フォーム・計測
  • スマホ、アクセシビリティ、速度、移行等の受入試験
  • 更新担当、CMS権限、公開後の運用手順
  • 今後観測する指標と確認時期

匿名事例は推測で特定されない粒度にする

会社名を伏せても、地域、業種、規模、担当者、写真、数値、公開日、固有の課題を組み合わせると特定される場合があります。匿名化の範囲を顧客と確認し、必要に応じて地域・規模・時期を広い区分にします。匿名事例を実在する別会社のように演出しません。

写真・画面・ロゴ・人物の利用範囲を確認する

  • 顧客ロゴ、商品、施設、人物、画面の掲載許可
  • 撮影者、素材提供者、フォント、写真、イラストの権利
  • 個人情報、住所、電話、メール、管理画面、顧客データの写り込み
  • 公開媒体、広告転用、SNS、提案資料等の利用範囲
  • 加工、トリミング、ぼかし、代替テキスト、掲載期限

スマートフォンやPCのモックアップだけで実物を小さく見せず、利用者が成果物を確認できる画像と説明を用意します。

業種ごとに必要な根拠と注意点を変える

業種 事例で確認する情報
BtoB・製造 製品・技術、用途、取引条件、秘密情報、問い合わせ種別
店舗・施設 実在店舗、料金、予約、写真、営業時間、アクセス
医療・士業 資格、担当範囲、専門確認、広告表現、個人情報
建設・不動産 許可、工種・取引種別、所在地、写真、顧客・物件情報
採用 職種、雇用条件、社員同意、応募情報、掲載時点

一覧ページと個別事例ページの役割を分ける

一覧は業種、サービス、目的等で比較できる入口にし、個別ページは課題、担当、工程、成果物、根拠を詳しく示します。案件名や地域名だけを変えた薄い個別ページを増やしません。公開できる情報が少ない事例は一覧内にまとめる判断も行います。

SEOでは固有情報と関連サービスへの導線を整える

事例ページは検索語を詰め込む場所ではありません。実在する業種・サービス・課題・成果物を本文で説明し、対応サービス、料金、会社情報、問い合わせへ内部リンクします。重複title、H1、canonical、noindex、サイトマップ、画像代替テキストも確認します。

Googleは、独自性があり利用者に役立つ、信頼できる情報を作る考え方を案内しています。参照: Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」

GEOでは引用できる短い事実と出典関係を明確にする

AI検索が扱いやすいように、誰が、いつ、何を担当し、何を制作し、どの条件で結果を観測したかを短く答えます。運営主体、顧客確認、更新日、関連サービス、根拠資料の関係を本文で示します。FAQや構造化データだけで引用されるとは説明しません。

構造化データは公開本文と同じ事実だけを使う

Service、Article、CreativeWork等を使う場合も、ページ種類と公開本文に合うものを選びます。非公開の顧客名、評価、成果、価格、地域をJSON-LDに追加しません。構文、URL、名称、提供者、日付、画像の一致を公開HTMLで確認します。

制作費用は取材・確認・素材・件数・更新で変わる

費用区分 主な作業
調査・設計 既存事例、掲載条件、分類、構成、検索意図
取材・原稿 顧客・担当者取材、文字起こし、事実確認、修正
写真・図版 撮影、画面、加工、権利・個人情報確認
デザイン・実装 一覧、個別、CMS、絞り込み、スマホ、計測
公開・移行 URL、301、リンク、schema、監査
月次更新 新規追加、数値更新、許可期限、取り下げ、改善

事例件数、取材対象、顧客確認回数、素材、機能、既存URL移行を分けて個別見積りします。公開料金の考え方は料金案内で確認できます。

相談から公開・更新までの8工程

  1. 既存事例、契約、許可、目的、問い合わせ導線を確認します。
  2. 一覧・個別、分類、公開優先度、匿名化を決めます。
  3. 取材、原稿、撮影、実装、顧客確認の範囲を見積もります。
  4. 課題、担当、工程、成果物、数値根拠を資料と照合します。
  5. 原稿、画像、一覧、個別ページ、内部リンクを制作します。
  6. 掲載主体と顧客が名称、数値、コメント、権利を確認します。
  7. 200、301、リンク、H1、canonical、noindex、JSON-LD、モバイルを監査します。
  8. 許可期限、URL変更、数値更新、取り下げを月次確認します。

公開後の修正・終了・取り下げを管理する

顧客名変更、サイト閉鎖、担当変更、数値更新、サービス終了、許可撤回に対応できるよう、確認日、次回確認日、担当、連絡先を管理します。URLを削除する場合は、代替ページ、転送、404・410、一覧・内部リンク・サイトマップの扱いを確認します。

導入事例・制作実績ページ制作のよくある質問

顧客名を出せなくても事例を作れますか?

可能です。ただし匿名化の許可と特定リスクを確認し、業種や地域等を広い区分にします。実在しない顧客名やコメントは作りません。

成果数値がない事例も掲載できますか?

掲載できます。担当範囲、工程、成果物、受入試験、公開後に観測する指標等、確認できる事実を中心にします。

数値成果はどのように載せますか?

期間、対象URL、指標の定義、比較前後、取得元、他施策の影響を確認します。確認できない数値や因果関係は掲載しません。

既存の実績一覧だけを改修できますか?

可能です。重複事例、分類、画像、個別ページ、内部リンク、公開許可、計測を確認し、必要な範囲を見積もります。

SEO順位やAI検索への引用は保証されますか?

保証しません。固有情報、根拠、運営主体、更新日、関連ページ、技術要件を整え、検索表示と問い合わせを段階別に確認します。

導入事例・制作実績ページの新規制作・改修を相談する

現在の実績一覧、公開できる案件数、顧客許可、取材・写真の有無、成果資料、CMS、更新担当が分かると、一覧改修、個別事例、取材、月次追加を分けて提案できます。