日本と中国の正月の違い
日本と中国の正月(春節・旧正月)の違いとは!?
2018年も12月になり今年も残りわずかとなりました。新年を楽しく迎えるためにももう少し頑張らなければいけませんね。
今回は、日本と中国のお正月の違いに注目してみます。この記事を読めば、知っているようで知らない中国の正月が理解できます。
【日本と中国の正月は似ているようで違う!!】
新年を祝うという意味では、中国と日本どちらも変わりはありません。元々日本の正月の風習には中国から伝えられた名残も多く残っています。
現在の日本と中国の年末や正月は似ているようで随分違うようです。ここでは、中国と日本の年末から正月の文化や風習の違いを説明します。
中国のお正月と日本のお正月は時期が異なる!
日本のお正月と言えば、1月1日~1月3日の3日間だけと思っている人もいるかもしれませんが、実際には様々な呼び方や期間が存在します。
暦(こよみ)としてのお正月は、1月中全てのことを言います。「月」となっているのですから言われてみればと思います。
その他にも地域によって、「小正月」「大正月」「二十日正月」などがあります。今の日本は1月4日から仕事という人も多いのでなんとなく実感がないかもしれません。
中国の正月は旧暦で行なわれるので年末と年始という概念が日本とは少々異なります。従って毎年1月21日~2月20日のどこかが旧正月となっています。
中国には三大節句があり「春節・端午節・中秋節」となっています。旧正月は、春節(チュンジエ)と言います。
来年の日本で言う元旦(1月1日)は、2019年2月5日と決まったようです。中国の正月休みは大晦日から7日間となっているので、2019年は2月4日~2月10日となります。
現在のカレンダーで表すと2018年12月31日~1月6日という考え方になります。日本に比べると若干長い期間のお正月休みになっています。
年末の大掃除や年越しに食べるものは!?
中国の年末は忙しくなるようです。先ほど正月休みは大晦日からと説明しましたが、工場などは正月の2週間前からお休みになります。
年末は、帰省だけでなく「大掃除」「年画貼り」「お肉や饅頭などの料理の用意」など多くの準備を行ないます。内容は異なりますが、日本の年末も忙しいと言う意味では同じです。
また日本の年越しと言えば、「年越しそば」を食べるのが一般的です。中国では年越し餃子(水餃子)を食べる風習があります。
餃子の形は中国の元宝というお金をイメージした形です。食べることで金運向上の願いの意味があります。
中国のお正月に行なう風習とは?
中国の春節は大変な賑わいになります。「爆竹」「赤い提灯」「金柑の木」「福の逆さ文字」などが、日本にはない風習のようなものです。
爆竹には、魔除けや厄払いの意味がありますので、中国では様々な行事で使用されています。赤の大きな提灯は、繁栄や幸運を呼ぶ意味があります。
金柑の木は、金柑は富を呼び込む縁起の木として人気があります。日本で言うと玄関先に飾る門松が近い存在だと思います。
「福」という字を逆さにつるすのも、点から福が到るという意味になります。基本的に運気を高めるような風習が多くあるのは日本と同じ考え方です。
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今回は、日本と中国の正月の違いなどを簡単に説明しました。元々中国から伝わった風習ですが、現在の日本では多少代わった趣になっています。
今回は、日本と中国の正月の違いなどを簡単に説明しました。元々中国から伝わった風習ですが、現在の日本では多少代わった趣になっています。
春節の時期になると日本の三大中華街である「横浜」「神戸」「長崎」でもイベントを行なうようなので事前にチェックをしてから訪れてみるのも良いと思います。