法律事務所の月次Web運用・保守は、取扱分野、弁護士・所属会、費用、相談受付、記事・解決事例を事務所承認に基づいて更新し、フォーム実受信、公開状態、バックアップ、アクセス権、セキュリティを定期確認する業務です。

Web保守会社が法律相談、利益相反、受任、期限、広告適否を判断する業務ではありません。依頼・承認・公開・終了の責任と、機密情報をWeb制作経路へ持ち込まない境界を先に決めます。

このページが扱う範囲

相談導線は法律事務所の予約・問い合わせ、費用表示は料金ページ、サイト移行はリニューアル、順位低下はSEO順位回復、情報の正本・AI回答監査はGEO・AI検索対策が担当します。本ページは現行サイトの継続更新・保守に限定します。

TRAILは法律事務所ではなく、個別事情への法的助言、期限管理、利益相反確認、受任判断、事件処理、広告規程の最終判断を行いません。

月次更新を6つの台帳に分ける

台帳 定期確認 事務所の承認
事務所・弁護士 名称、所在地、連絡先、弁護士氏名、所属弁護士会、役職、在籍・担当 登録・所属根拠、入退所、広告責任者
取扱分野 個人・法人、相談者の立場、地域、相談方法、対象・対象外、受付状態 法律判断を断定しない表現、担当可能性
費用 相談料、着手時費用、結果に応じる費用、実費、日当、預り金、顧問、精算 算定基準、税込表示、支払時期、追加条件
相談受付 申込み、実受信、利益相反等確認、予約確定、相談、受任判断 必要最小限の入力、期限・緊急時案内
記事・事例 根拠、監修者、公開日、更新日、匿名化、同意、公開終了 事実、守秘、広告表現、個別結果の非保証
技術保守 HTTP、SSL、フォーム、バックアップ、CMS、権限、ログ、リンク、検索状態 緊急停止、復元、外部事業者連絡

弁護士・所属会・広告責任を最新に保つ

東京弁護士会は、事務所ウェブサイトで広告責任者となる弁護士等の氏名と所属弁護士会の表示が必要となる考え方を案内しています。東京弁護士会の公式解説を参照し、入退所、所属、担当、資格・役職、広告責任者を事務所が確認します。

  • 旧所属や退所者が記事・構造化データ・PDFに残っていないか確認する。
  • 「専門」「実績」「解決」等は集計条件、対象期間、根拠、広告規程を確認する。
  • TRAILをAttorneyやLegalServiceとして構造化しない。
  • 広告適否に迷う場合は所属弁護士会等へ事務所が確認する。

相談フォームは利益相反確認前の情報を絞る

初回フォームでは、氏名・連絡先、相談分野、相手方・関係者名、概括的な期限等、事務所が定めた必要最小限から受け取ります。詳しい経緯、証拠、契約書、本人確認書類、相手方との通信、口座・財産・医療等の機密資料を一般フォームや制作チャットへ一律に送らせません。

送信完了、自動返信、事務所実受信、利益相反等確認、相談予約確定、法律相談、受任判断、委任契約は別の状態です。フォーム送信だけで期限管理、相談予約、受任、弁護士依頼者関係が成立したと表示しません。

個人情報と機密資料を制作環境から分離する

個人情報保護委員会の個人情報保護法ガイドライン(通則編)は2026年6月一部改正の現行版です。取得目的、項目、保存先、アクセス権、委託先、保持期間、削除、事故時手順を事務所の守秘・情報管理と合わせます。

  • テスト送信は架空の安全な内容で行い、実相談者の情報を使わない。
  • Web制作担当が閲覧する必要のない相談本文・添付を分離する。
  • 共有リンク、下書き、バックアップ、メール通知、アクセスログへの残存を確認する。
  • 受任終了・掲載終了・委託終了時の権限失効とデータ処理を決める。

費用改定は相談工程と同期する

金額だけでなく、相談料、着手時費用、結果に応じる費用、実費、日当、預り金、追加手続、中途終了、精算の算定基準・支払時期・税込表示を確認します。料金例や「○円から」は前提・変動要因・個別見積りの時点を補い、相談申込みと正式依頼を分けます。

解決事例・記事は公開終了まで管理する

工程 確認 記録
受領 事実、情報源、守秘、同意、匿名化、公開媒体 素材番号、利用範囲
原稿 一般化の可否、法的説明、個別結果、広告表現 作成者、監修者、根拠
公開 事務所・弁護士承認、リンク、構造化データ 承認日、公開日、URL
更新・終了 法改正、事実変更、撤回、公開期限、転載先 更新日、削除日、残存確認

事例は同様の結果を保証しません。勝訴、回収、解決、相談、受任、検索順位、AI引用を保証する表現を追加しません。

月額内・追加対応・事務所判断を分ける

区分 事前確認
月額内候補 受付時間、弁護士・費用・既存文章の軽微修正、フォーム・公開確認 回数、工数、原稿、承認、着手目安
追加見積り候補 新規分野ページ、大量記事、撮影、翻訳、システム連携、大規模改修 要件、監修、外部費用、公開日
事務所・専門家対応 法律相談、利益相反、受任、期限、事件処理、広告適否、事故報告 責任者、所属会、専門窓口

バックアップ・CMS更新・復元

ファイル、データベース、設定、フォーム通知、外部予約等を分け、取得頻度、保持、保存先、権限、復元承認を決めます。CMS・拡張機能は更新前に互換性、フォーム、計測、切戻しを確認します。復元で失われる問い合わせや公開更新も事前に確認します。

IPAの安全なウェブサイトの運用管理に向けての20ヶ条を参考に、不要ページ・アカウント・公開ファイル、脆弱性、管理ソフトウェア、定期監査を確認します。

障害・漏えい疑い・法律相談の緊急性を分ける

状態 初動 Web運用の境界
表示・フォーム障害 時刻、URL、症状、直前変更、代替電話を記録 契約範囲で一次切り分け、復元候補、外部連絡
改ざん・漏えい疑い 責任者、証跡保全、隔離・停止、専門家・関係先連絡 独断で証跡を消さず、調査・報告は責任者へ接続
法的期限・緊急相談 事務所が指定する電話・公的窓口へ 一般フォームや保守窓口で期限・法的判断・受任可否を判断しない

月次報告に残すもの

  1. 変更URL、旧新内容、依頼・承認・公開日時、担当、復元点。
  2. フォーム送信・実受信、エラー、公開状態、外部サービス。
  3. 期限切れの弁護士情報、費用、記事・事例、承認待ち。
  4. アクセス権、バックアップ、CMS・脆弱性通知、事故対応。
  5. Search Console等のクリック・表示・重要ページと、次月の判断。

開始前にそろえる情報

  • ドメイン、サーバー、CMS、フォーム、メール、計測の所有者・管理者。
  • 事務所の依頼者、弁護士・広告承認者、公開責任者、障害時連絡先。
  • 取扱分野、弁護士・所属会、費用、受付、記事・事例の正本。
  • 相談実受信、利益相反確認、予約確定、受任判断の院内手順。
  • 現行契約、バックアップ、更新履歴、過去障害、委託先。

パスワード、相談内容、証拠、本人確認・財産資料等は一般フォームへ記載せず、安全な権限付与方法を個別に決めます。

よくある質問

法律事務所の月次運用で最初に確認することは?

弁護士・所属会、取扱分野、費用、相談受付、記事・事例の正本と、更新・承認・公開責任を確認します。

相談内容や証拠をWeb運用会社へ送りますか?

送りません。フォーム・表示試験には架空データを使い、機密資料は事務所指定の安全な相談・受領経路へ分けます。

広告や記事の適否を判断してもらえますか?

Web上の構造や表示は支援できますが、法的説明・広告規程の最終判断は事務所と弁護士が行います。

障害は24時間即時復旧しますか?

受付・一次応答・復旧時間は契約、原因、権限、外部サービスで異なります。休日、代替連絡、復元承認を事前に決めます。

相談や受任、順位は保証されますか?

保証しません。公開情報の正確性、相談導線、技術状態、検索データを継続確認し、実施内容を報告します。

現在のWeb保守範囲を確認する

サイトURL、更新が止まっている情報、相談経路、現在の契約範囲を共有いただければ、月額内候補・追加対応・事務所判断へ分けます。相談内容、証拠、個人情報、パスワードは一般フォームへ送らないでください。

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